腕章体験談~校内パトロール~

腕章は自分の『ラベル』のようなものだと思います。私は小学6年生の時、学校のフェスティバル(文化祭)で校内を見回る係になりました。この係は校内を見回って何か問題が起こっていないかを確認したり、フェスティバルに来た人から質問を受け説明する係でした。

 

その時『校内パトロール』と黒文字で大きく書かれた黄色い腕章をつけました。普段名札を服に付けているよりも、腕に巻くことで身体と一体になったようで腕章は自分の身体の一部であるように感じました。

 

校内の見回りは上級生で尚且つクラスから選ばれてなる仕事でしたので憧れる子は多く、そんな仕事をしているんだぞというラベルを貼って校内を歩けたことはとても誇らしかったです。

 

また、腕章はとても目立つものなのだと実感しました。私は当時、他の子よりも少し小柄でただ歩き回っていたのでは誰にも気づかれなそうな雰囲気でした。しかし腕章をつけていたことで、それを見た子供や大人達が私に話しかけてきて『4年生のイベントスペースはどこですか』などと質問をしてくれました。腕章は後ろからも前からも見え、顔にも近いので目立つものなのだと感じました。