腕章体験談~生徒の登下校中の安全対策として~

中学生の頃、生徒の登下校中の安全対策として学校が配布した、反射性のある生地の腕章をつけていました。黄色に白の丈夫なその腕章はとても目立ち、恥ずかしくもありましたが、他校の生徒からは「格好良い」と評判でした。

 

当時はせめてもう少し工夫されたデザインだったら良かったのに、と贅沢なことを思ったりもしましたが、大人になり、今自分が車を運転する立場で学生の登下校とすれ違うと、車のライトを反射する腕章が、いかに子どもたちの安全を守っていたかがよく分かります。特に夜間は暗い色の多い学生服は運転中には気づきづらいので、今では腕章を配布してくれた学校に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

どういう経緯を経て腕章に決まったのかは分かりませんが、自転車のかごに入れたり、人によって持つ向きの違うバッグや、小さいキーホルダー、ブレスレット等ではなく、必ず目立つ位置につける腕章という形態がとても良かったと思います。今でも母校の生徒たちは、その腕章をつけて登下校しているそうです。